
1980年代の日本では、自家用のクルマといえば、4ドアセダンや2ドアハッチバックが主流だった。 当時はまだミニバンとかSUV(スポーツユーティリティビークル)という言葉はなく、1ボックスカー、クロカン4WD、ステーションワゴンなどはRV(レクリエーショナルビークル)と呼ばれていた。その販売台数も乗用車や商用車全体の20%にも満たなかった。
この時代から着実に人気を集めてきたのが、5ナンバーのボックス型ミニバンだった。かつては1ボックスカーと呼ばれていたが、ミニバンの定着化とともに呼び方も変わったのだ。
全高は高く、室内でも大人が少しかがむだけで移動できる広さと、3列シート、そして全幅1695mmという5ナンバー枠サイズのボディが扱いやすく、人気の理由だ。
エンジンも基本的に2Lまで。以前は前席下にエンジンを置き、後輪を駆動する方式が多かったが、最近ではFF車ベースになり、エンジンは前部に置かれている。
このボックス型ミニバンに、今年5月、相次いでニューモデルが投入された。ホンダからステップワゴン、日産はセレナをフルチェンジしたのだ。
この2車を迎え撃つのはトヨタのヴォクシー/ノア軍団。01年にフルチェンジデビューしてから、いまでもベストセラーを続けている人気車だ。
ステップワゴン、セレナとヴォクシーの魅力を探ってみる。 |