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AVCSツインスクロールターボを搭載した280ps(ATは260ps)仕様の高出力エンジン搭載モデルで、専用のスポーツサスペンションを採用。また、グリルやバンパーのデザインが変更されるほか18インチアルミホイールを装備し、全身でスポーティなムードをアピールしている。
1989年のデビュー以来、スリムな5ナンバーボディを維持し続けてきたレガシィだが、現行モデルである4代目(B4としては2代目)からは3ナンバーボディへと生まれ変わっている。先代に比べて僅か35mmの拡幅ではあるが、この差はスバルが本気を出してレガシィ改革に取り組んだことの表れ。すでに1年以上前の出来事とは言え、このモデルチェンジが注目を集めたことはいまだ記憶に新しいところだ。
スタイリングは確かに従来のテイストを継承しているのだが、守るべきところは守り、捨てるところは大胆に捨て去った……というイメージを受けるほど、ボディにはダイナミックさが増している。3世代に渡ってコンセプトを維持してきたレガシィだが、スポーティな印象の強さは現行モデルが歴代ナンバーワンだろう。そしてスポーツセダンとしてはプレミアムクラスに分類できるほど、B4は上品で落ち着いたムードを味わえるクルマに成長を遂げている。
駆動方式は全車がAWD(4WD)を採用している。3リッター、ターボの2リッター、自然吸気の2リッターにはDOHCとSOHCがあり、エンジンの種類で大きく分けると4つのグレードとなり、ターボモデルには2.0GTスペックBというギア比やサスペンションを変更したハイポテンシャル仕様も用意されている。また、ターボ仕様の2.0GTと2.0GTスペックBにはAVCSツインスクロールターボを搭載。トランスミッションはスポーツシフト付きの5速ATと同じく4速AT、5速MTのみだったが、先日3.0Rに6速MTが追加された。
ちょっと生真面目で大人しいキャラクターにも思えるが、嫌味のないアダルトさこそが、B4の魅力なのではないだろうか。
右から左にグイグイとスポーティな切り返しを楽しむ雰囲気のクルマではないが、その気になればいつでも戦闘態勢に入ることができる。だけど、あまり派手な走りは好まない。そんなB4を心底楽しむのなら、大人の志向を持ってドライビングシートに腰を下ろしたいところだ。とはいえ、走らせて面白いのはやはりターボを搭載した2.0GTと2.0GTスペックB。欲を言えば、高出力エンジンとのバランスを考えてスペックBを選択できれば文句なしだろう。もちろん高出力エンジンでなくてもB4らしいシャープな走りは楽しめるが、加速性能だけはパワー不足じゃいかんともしがたいのだ。また、スポーツ志向の高いユーザーがターボ仕様を選ぶなら5速MTを選択する率も高いだろうが、そのチョイスは正解。同じエンジンではあるが、5速MTは280ps、スポーツシフト付き5速ATなら260psと実に20psの差があるのだ。実際に走るとATでも不満のない走りは楽しめるが、総合的な満足感を考えればMTに軍配を上げる人が多いはずだ。

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