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 チョロQの実車が出ると聞いた瞬間に、「欲しい! 絶対に買おう」と思いましたね。だって、夢があって素晴らしいじゃないですか。僕はチョロQで遊んだ年代ではいないけれど、コレクションの中にはチョロQがあります。そのおもちゃが、1/1の実車になるなんて…。ブリキのおもちゃにしても、ミニカーにしても、僕が集めているコレクションの多くは、実車をおもちゃにしている。でも、これはおもちゃを実車にしようという逆バージョン。その発想がいいですよね。
 昨年の1月に発売の発表がされて、納車されたのは12月ごろでした。待ちに待ってやっと来たという感じですね。余談だけど、最初に発売された99台のオーナーには、Q−carの“チョロQ”がプレゼントされたんですよ。缶入りで、封蝋が施してあって。たった99個しかないお宝。コレクターにとっては、こういう気づかいがすごくうれしいんですよね。もったいなくて、まだ開封はしていませんが(笑)。
 
 本体の車ですが、運転してまず驚いたのが、とっても静かだということ。これなら、住宅街でも騒音を気にしないで乗れる。それに、おもちゃみたいだけど、公道を走ってもちゃんと流れに乗れるだけのスピードが出る。しかも、1km走るのに1円という安さ。今、僕が乗っている車なんて、リッター2kmぐらいしか走らないですから(笑)。経済的でもありますね。もちろん環境にもいいし。ゴミゴミした都会には、いいですよね。
 それから、良い悪いは別にして、とにかく目立つ。フェラーリだろうが、カウンタックだろうが、どんなスーパーカーもQ−carにはかないませんよ。公道を運転していると、もう大変。みんなの視線を集めっぱなしですよ。手を振る人もいるし、「この車、なんですか?」って声をかけてくる人もいる。親しみがあるんでしょうね。あちこちでコミュニケーションが生まれます。
 スーパーカーのような車だと、気軽に話しかけてはくれないでしょう。それに、微妙にねたむ気持ちがあったりするから、混雑しているところに止めたりすると、「カッコつけやがって、なんでそんなところで止めるんだよ」なんて反感を買っちゃう。
 でも、この車ならそれはないよね。たとえトロトロ走っていようが、みんな笑って許してくれるんじゃないかな。「闘い」とか「争い」ということとは、まったく無縁の車。運転する人も、周りの人も笑顔にさせてくれる車です。
 
 このQ−carは、僕だけでなく社員が乗っているんですよ。うちは横浜に、「ブリキのおもちゃ博物館」(山手町)、「機械じかけおもちゃ館」(マリンタワー内)、「世界客船館」(氷川丸内)と3つの博物館があります。「倉庫からあのおもちゃを持ってきてくれ」ということがよくあって、そんなときQ−carで各博物館にデリバリーするんです。だから、車体にも「TOYS CLUB」のロゴマークが入れてある。注目度バツグンの車なので、宣伝効果は高いでしょうね。それになんといっても、社員が楽しく仕事ができるでしょう。それが何よりです。
 今後に期待することは、屋根がないのでちょっと雨が降ってきたらしのげるようなものを付けてもらえるといいですね。それから、今は一人乗りだけど助手席がほしい。やっぱりあの楽しさは、自分一人ではなくて誰かと共有したいよね。家庭用コンセントから充電できるという手軽さをそのままに、積載重量を大人一人分増やすのは大変かもしれないけど、ぜひトライしていただきたいですね。

 
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